12区のヴァンセンヌの森の中にある、ヴァンセンヌ動物園の名称で親しまれているパリ動物公園は、数年間の改造工事の後、2014年にリニューアルオープンしました。広大な14.5ヘクタールの、この動物園は、大人も子供も楽しめるよう、完全に再設計されましたが、特に動物福祉が大幅に改善されました。180種近い、1000頭以上の動物が、生物帯と呼ばれる5つの大きな地理的領域に分けて飼育されています：パタゴニアにはピューマ、ペンギン、アシカなど。サヘル=スーダンには、キリン、ライオン、シマウマ、シロサイなど。ヨーロッパには、狼、ハゲワシ、オオヤマネコ、カワウソなど。ギアナには、ジャガー、猿、コンゴウインコ、マナティー、カイマン、オオハシなど。マダガスカルにはキツネザル、カエル、カメレオンなどがいます。全体では、74種の鳥、42種の哺乳類、21種の爬虫類、17種の両生類、15種の魚類が、本来の自然な生活環境になるべく近い環境に整備された、見学可能な広々としたスペースの中で飼育されています。
生物多様性コース、家族でオリエンテーリングをする子供向けコース、動物園の仕事を知る「動物園の舞台裏」コースや、ガイド付き見学、科学や創造のアトリエなどを利用して、自然の中で世界旅行を楽しめます。自然と生物多様性の保全に関する市民の意識を高める場として、パリ動物公園は、さまざまな絶滅危惧種保護プログラムにも参加しています。
