8区にある、メトロのシャルル・ド・ゴール=エトワール駅につながっているエトワール凱旋門は、もちろん、パリで最も有名なモニュメントのひとつです。アウステルリッツの戦いの勝利を記念して、ナポレオン・ボナパルトの大陸軍を称えるために1806年から1836年にかけて建設された、この新古典主義様式のモニュメントは、高さ50メートル、幅45メートル、奥行き22メートルの、その大きさに圧倒されます。凱旋門を飾る数々の彫刻は、コルト、エテックス、リュード、プラディエなどの作品です。
凱旋門の頂上には、284段の階段を上ると辿り付ける、パノラマのテラスがあり、有名なシャンゼリゼ通りやフォシュ通りをはじめとする、エトワール広場を中心に伸びる12の大通りが完全に見渡せます。2つの眺望案内板で、パリの主な観光名所なども特定できます。降りる際には、少し時間を取り、アッティカの間も見学しましょう。彫刻の他に、凱旋門の歴史に関する展示もあります。
凱旋門の下に、無名兵士の墓があり、1923年11月11日以降、毎晩18時30分に永遠の炎が再点火されています。