15区、メトロのモンパルナス・ビヤンヴニュ駅の近くにある、巨大なモンパルナスタワーは、もちろんエッフェル塔と共に、パリで最も美しいパノラマ風景を眺められる場所のひとつです。1973年に完成したこの210メートルの高層ビルは、当初激しい批判を受けましたが、その屋上からは、エッフェル塔、ルーヴル宮、ノートル・ダム大聖堂、アンヴァリッド、リュクサンブール公園やポンピドゥー・センターなどの名所を一望できます。
世界一速いエレベーターのひとつを利用して、56階までわずか38秒で到着します。到着したら、59階まで続く階段で、整備された広い展望テラスに上ります。そこからは、息を呑むような、パリの屋根の360°の眺めが楽しめ、眺望案内板でパリの主なモニュメントを特定できます。ここから眺めるパノラマ風景は、一日のどの時間も格別ですが、夕日が沈む時間や日が暮れて街が幻想的なイルミネーションに包まれる時が最も人気があります。
屋上よりも下の、ガラス張りの広い開口部のある56階には、パリの見事なパノラマ風景の他に、パリの写真の常設展やインタラクティブスタンド、パネルなどが、拡張現実を用いて街を紹介します。パノラマ風景を楽しめる、ヨーロッパで最も標高の高いバーと高級レストランのひとつもここにあります。
タワーの下には、ブティックやカフェ、ブラッスリー、その他のレストランなど、特に賑やかなモンパルナス地区が広がっています。