パリ4区、メトロのランビュトー駅の傍、マレとレ・アルの間にあるボブール地区の中心に位置する、ポンピドゥー・センターは、鮮やかな色彩の近代的で斬新な建築で驚きを与えます。70年代の建設当時、この奇抜な建築物は物議を醸しましたが、今日では世界中に知られる有名な芸術文化センターです。首都の中心部に独創的な文化施設を創設するという構想のもと、ジョルジュ・ポンピドゥー大統領の依頼により建設されたポンピドゥー・センターは、今日、世界で最も優れた近現代美術コレクションのひとつを所蔵しています。
4階と5階では、ピカソ、マティス、スラージュなどの偉大な芸術家たちの作品が収められた、1905年から1960年の近代美術の見事なコレクションと、ティンゲリー、ニキ・ド・サンファル、クライン、アルマン、ウォーホールなどの有名なアーティストが手掛けた、1960年から今日までの現代美術作品を鑑賞できます。
降りる前に、是非6階まで行ってみましょう。上からは、パリと周辺地区の非常に美しい眺めが楽しめます。
イベントについては、ポンピドゥーセンターは定期的に特別展を開催していますが、コンサートや講演などもあります。館内には、小さな子供向けのスペースや、書店、ブティック、さらに図書館と映画館もあります。
ポンピドゥー・センターの前に広がるとても賑やかな広場は、毎日のように、通り行く人たちを楽しませる、ジャグラーやコメディアン、音楽家たちの大道芸の舞台となっています。