8区のシャンゼリゼ大通りのある地区の中心部に、1900年のパリ万国博覧会のために建設された、本物の宝石のような建築物、プチ・パレがあります。グラン・パレの前に建てられた、パリの重要な文化施設、プチ・パレは、1902年以降、古代美術からルネッサンス、17世紀、18世紀、19世紀を経て、1900年台のパリまで、時代ごとに分類されたおよそ1300点の作品を集めたコレクションを所蔵する、パリ市立美術館となっています。このように、古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術、ルネッサンス期の工芸品、17世紀のオランダ絵画、アール・ヌーヴォー、あるいはセザンヌ、クールベ、ドラクロワ、モネ、ルノワール、シスレー、トゥールーズ=ロートレックなど、19世紀フランスの偉大な芸術家たちの貴重なコレクションも鑑賞できます。
プチ・パレはその見事な作品群で来場者を魅了しますが、2つの大展示室や、絵画と彫刻を施した内装、噴水のある静かで美しい緑の中庭、休憩するのに最適な居心地の良いカフェのあるエレガントなペリスタイルなど、ベル・エポックの建築物自体も魅力的です。