パリ3区の旧サン・マルタン・デ・シャン修道院の建物を利用して1794年に創設されたパリ工芸博物館は、世界で最も古い工業技術博物館です。比類ないと同時に印象的な、その常設展は、科学機器、材料、建設、通信、エネルギー、機械工学、輸送のテーマ別の7つの大コレクションから構成されます。合計6 000 m² のスペースに、2500のオブジェが、より興味をそそるような形で、美しく展示されています。荘厳な教会の丸天井の下に吊るされた航空機ブレリオ XIや、フェルディナン・ベルトゥーの世界初の海洋クロノメーター、ラヴォワジエのガスメーター、レオン・フーコーの振り子の球やその他にもさまざまな大型作品が展示されています。解説パネルとタッチパネルスタンドによって区切られている、このユニークな作品群は、特に啓蒙時代から産業革命の時代まで、時代の流れに沿った進歩の様子をよりよく把握できるよう、時系列に沿って配置されています。
パリ工芸博物館では、特別展、講演やその他の学習活動イベントなどが定期的に開催されています。