パリ1区、メトロのチュイルリー駅とコンコルド駅の傍に、由緒あるルーヴル美術館と有名なコンコルド広場にはさまれるように、荘厳なチュイルリー庭園が広がっています。散歩に最適な、この有名な公園の名前は、カトリーヌ・ド・メディシスが1564年に、今日ではもはや存在しないチュイルリー宮を建設させる以前、かつてこの場所で行われていた瓦の製造にちなんでいます。17世紀の有名な造園家、アンドレ・ル・ノートルが設計したこの見事なフランス庭園は、今日パリ市民と観光客にとても人気のあるプロムナードです。歴史遺産に登録されている、およそ25ヘクタールのこの公園には、ロダンやジャコメッティ、マイヨールなど、有名な芸術家たちの彫刻が展示されています。噴水の周りに置かれた椅子で、散歩を続ける前にひと休みすることもできます。
チュイルリー庭園の南西には、印象派の愛好家たちが必ず訪れる、特にモネの睡蓮の見事なコレクションで知られるオランジュリー美術館があります。ルーヴル側の公園の入り口には、ナポレオン・ボナパルトの大陸軍を称えるために1807年から1809年にかけて建立された荘厳なカルーゼル凱旋門を見ることができます。
3月から12月に利用できるガイド付き見学が庭園好きを魅了する一方で、6月から8月にかけて開催されるチュイルリー祭では、大観覧車や、的当てなどのスキルゲーム、スリルのあるアトラクションなどが楽しめます。