パリ8区のオスマン大通りにある見事な個人邸宅、ジャクマール・アンドレ美術館は、フランスやフランドル、オランダの絵画、ティエポロのフレスコ画、ベリーニ、ウッチェロ、ボッティチェリの絵画やローラナとドナテッロの彫刻などのイタリアルネッサンスの作品など、素晴らしいコレクションを所蔵しています。
この美しい建築物は、第二帝政時代最大の資産のひとつを相続し、妻ネリー・ジャクマールと共に、比類ないコレクションを築いた、エディアール・アンドレのために19世紀末に建てられました。そこに展示されたコレクションに家具と工芸品が加わり、これらの遺産はすべて、1912年にフランス学士院に遺贈されました。
フランス大統領、レイモン・ポアンカレが開設したこのジャクマール・アンドレ美術館では、大規模な特別展を定期的に開催しています。また、自分で解説を聞きながら鑑賞できるよう、複数言語のオーディオガイドを貸し出しています。
この場所を訪ねる人は、美しい冬の庭とその左右に分かれる広い階段、パリで最も美しいサロン・ド・テのひとつである、この美術館のカフェにも魅了されるでしょう。