6区のリュクサンブール公園の近くに位置する、ダン・ブラウンの世界的なベストセラー小説、『ダ・ヴィンチ・コード』で有名になった、サン・シュルピス教会は、注目に値する建築的魅力も備えています。12世紀に基礎が築かれ、17世紀に再建設された、歴史遺産に登録されている、この圧倒されるかのような荘厳な教会は、パリで最大の教会の一つです。
教会の敷居をまたぐ前に、フィレンツェ出身の建築家ジョヴァンニ・セルヴァンドーニが設計した、その巨大なファサードを是非時間をかけてじっくりと眺めてください。中に入ると、バロック様式の美しい聖母の礼拝堂、大オルガン、 驚異的な日時計、トランセプトに設置された天文学測定の装置、そして聖天使の礼拝堂に描かれたウジェーヌ・ドラクロワの見事な壁画も見ることができます。
教会の前の広場には、19世紀の建築家ルイ・ヴィスコンティが手掛けた、カトリックの偉大な説教師を表わす4体の彫像で装飾された美しい噴水があります。