パリ1区のシテ島の、オルロージュ河岸沿いに位置するカペー朝時代の旧王宮の下の階に設けられた、コンシェルジュリは、フランス革命当時の主な拘留場として利用された、悲劇的な歴史で知られています。1914年から歴史遺産に登録されている、この旧監獄には、恐怖政治の時代、マリー・アントワネット王妃のように有名な人物も拘留されていました。
この施設の中に入ると、マリー・アントワネットを追悼するために再現された独房や礼拝堂の他に、広くて印象的な、衛兵の間などの、14世紀の比類ないゴシック建築の部屋も見ることができます。
メトロのシテ駅、シャトレ駅、またはサン・ミシェル駅からアクセスできる、コンシェルジュリは、解説資料のある自由見学、またはこのフランス史に残る有名な場所について、より深く学びたい方はガイド付き見学も利用できます。
その近くにあるポン・ヌフまたはシャンジュ橋を渡って、セーヌ河右岸のメジスリ河岸の方に向かって行くと、コンシェルジュリのファサードと塔の見事な眺めが楽しめます。