ジャック・シラク大統領の主導のもと、2006年に開館した、ケ・ブランリ美術館は、建築家ジャン・ヌーヴェルが設計した、西洋以外の文化と芸術をテーマとする、類を見ない美術館です。パリ7区のエッフェル塔から近い、造園家ジル・クレモンが設計した庭の中に建てられた、植物の壁が印象的な、この近代建築の美術館には、5 300 m²の常設展示スペースに、アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカの芸術と文明に関する作品や工芸品が展示されています。和らげられた秘密めいた光の下で、織物からマスク、彫刻、楽器、宝飾品、トーテムまで、世界中から集められ、美しく展示された、およそ3500点の作品を鑑賞できます。常設コレクションの階の上に設けられた2つのロフトでは、定期的に特別展が開催されています。
オーヴェル=シュル=オワーズ