ガティネ・フランセの中にある、ルイ13世様式のクーランス城は、ルネッサンス様式の水の庭が見事に保存された、美しい庭園で知られています。歴史的記念物に指定され、「優れた庭園」のラベルを獲得している、この75ヘクタールの公園は、フランスで最も美しい庭園のひとつとして知られ、復活祭から万聖節までの週末の午後に一般公開されています。ここでは、水と植物と石が至るところにあります。14の水源が、この庭の17の池に水を供給しています。
古典様式とロマン主義が融合する、16世紀にクロース家により最初に建設されたクーランス公園は、その見事な眺望、静かな小道、運河や泉、城が映る水の鏡、幾何学模様のツゲの刺繍で装飾されたフランス庭園などで、庭園愛好家たちを喜ばせています。ガネー侯爵夫人が手掛けた日本庭園も見事で、燃えるような色の花々や紅葉が、庭全体にオリジナリティーを加えています。
1872年から同じ一族が所有する、水のある堀に囲まれた城は、訪れる人たちに一族の思い出を伝える、当時のタピスリーやボワズリー、調度類を次々に披露します。