パリ15区、カルチエ・ラタンの中心部にある、15世紀末に建設されたクリュニー修道院の中に設けられた、この豪奢な美術館は、重要な中世美術コレクションの他に、古代ルテティアのガロ=ローマの公衆浴場の遺跡も有しています。この歴史の足跡が残る場所を訪ねながら、冷浴室に展示されている有名な船乗りの柱、そのうちのいくつかはノートル・ダム大聖堂から譲り受けたローマとゴシックの彫刻、見事なステンドグラスや金銀細工、そして有名な『貴婦人と一角獣』をはじめとする素晴らしいタピスリーなどを鑑賞できます。
見学を終えたら、中世をイメージした、古代の野菜の畑や、薬草の庭、聖母マリアを象徴する花が植えられた天空の庭など、魅力的な庭園を歩きながらリラックスできます。
メトロのクリュニー=ソルボンヌ駅から公共交通機関でアクセスできる、クリュニー美術館では、特別展や講演、ディスカッションや中世音楽のコンサートなどを定期的に開催しています。