パリ9区のグラン・ブルヴァール地区と、モンマルトルの丘から近い、メトロのサン・ジョルジュ駅の傍、ラ・ロシュフコー通り14番地に、象徴主義絵画の名所、国立ギュスターヴ・モロー美術館があります。家族の個人邸宅の中の、この芸術家の旧アトリエに設けられた、19世紀の雰囲気が残るこの美術館は、訪れる人たちに、本物の時間の旅を体験させてくれます。
4つの階に、この有名な象徴主義の画家のおよそ1300点の油絵や水彩画と、およそ 5 000点のデッサンを展示する、親密で暖かい、情熱的な空間。これらの傑作の美しさと威厳に魅了されるでしょう。『ユピテルとセメレ』、『出現』、『人類の生』、『ヘシオドスとミューズたち』や『レダ』は、どれも見学しながら思わず見とれてしまうような傑作です。